僕は自分のイラストで稼いでいずれはサラリーマンを卒業しようと考えています。簡単に言えばイラストレーターで食ってきたいという訳ですが、プロのイラストレーターというと超絶的に絵が上手くて個性的なイラストが描ける人だけがなれる特別な職業というイメージが強く、僕も正直自分には無理だと思っていました。
インターネットでイラストをお金にできる
最近では、インターネットの普及によって個人や企業と仕事のやり取りなどが手軽にできるようになってきました。具体的にいえば「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのようなサービスを介して個人が企業から仕事を請けおえるようになりました。企業側からすれば個人に仕事を出すことに対するリスク、個人においては支払いに対するリスクなどの不安要素を解消して安心してやり取りできるようなサービスが充実してきたといえます。
僕は2010年ごろにストックPhotoサービスの「Fotolia」で写真素材だけではなくイラスト素材も販売できることを知りました。早速登録して素材販売をはじめてみると意外にあっさりと売れ、その時はじめて自分のイラストがお金になるということを実感しました。
イラスト無料素材ダウンロードサービスとの出会い
仕事で描いたイラスト素材はハードディスクにたくさん溜まっていたのでそれらをリファインしながらいくつかのストックPhotoサービスに投稿を続けていたある日、無料でイラスト素材をダウンロードできるサイトの存在を知ります。
それが有限会社Beeboo.SLI(ビブースライ)が運営する「レビュナビ」という口コミ投稿サイトでした。当時は無料イラスト素材ダウンロードサービスを立ち上げるためにイラスト素材投稿を募っていてイラスト投稿1点につき運営会社が200円払ってくれるということでした。ストックPhotoサービスで数百点ほどイラスト素材を持っていたので、それを投稿してびっくりするほど稼がせていただきました。
素材集めのキャンペーン的なものだったので規定数に達した時点でそのサービスは終了してレビュナビからイラスト素材サイトが独立したのが『イラストボックス』です。
イラストボックスのシステム
イラストボックスは、イラストACと同じように登録した人が無料でイラストを投稿したりダウンロードしたりできるサイトです。イラスト素材のダウンロードは無料で、ダウンロードごとに素材の提供者には報酬が支払われるシステムです。
サイトはGoogleアドセンスなどの広告収入で収益を得ており、そこからダウンロードの報酬も捻出されています。
イラストボックスでは、素材投稿者にランクシステムが導入されていて前月の素材投稿数によって支払われる報酬が変わります。僕自身は2013年の登録以来一回だけRANK05になったことがありますが、現在はRANK04で足踏み状態になっています。こういうシステムはイラストACには無いので上を目指すモチベーションには繋がりますが、なかなかサイト自体の集客がイラストACに比べて少ないので、相対的にダウンロード数が伸びないという現実もありこれからの課題でもあります。
西のAC、東のボックス
イラスト無料素材ダウンロードサイトで検索すると、イラストACとイラストボックスが上位表示されてきます。どちらもイラスト投稿者から集めたイラスト素材を無料でダウンロードができ、ダウンロードごとに投稿者に報酬が支払われるサイトです。
このようなサイトは、僕のような無名兼業イラストレーターにはとてもありがたいサイトですし、イラスト素材を探している人にとっても大変メリットがあるシステムだと思います。こういうサイトがもっと増えてくれればうれしいのですが、そうなるとサイトの運営もきつくなると思うのでこの二つでちょうどいいバランスなのかと思います。
イラストACを運営するACワークスは大阪、イラストボックススを運営するビブースライは東京に拠点があるのでまさに「西のAC、東のボックス」という対立構造になっているのも面白いところです。
まとめ
僕はレビュナビ時代も含めるとイラストボックスで4年ほど素材投稿をさせてもらっています。その間、ダウンロード報酬だけでなく単独の仕事依頼もいただいたりしたので、イラストで稼ぐ自信をつけさせてもらえました。報酬単価はそんなに高くはないのですが、無名イラストレーターが自分のイラストでお金を稼ぐ経験を積む第一歩としては最適なサイトだと思います。イラストAC共々このイラストボックスも盛り上げていけるように僕なりにイラスト素材投稿を頑張っていきながら、もっともっと稼いでいこうと思っています。
●イラストボックス[Shrimpgraphicイラスト素材一覧]
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