イラストACで表情違い素材を投稿する際の注意点

イラスト

先日、イラストダウンロードサイト【イラストAC】にイラスト素材を投稿したところ「類似した作品が既に公開されている」というメッセージが出て公開NGになりました。ちょっと不明点もあったので運営に問い合わせたところ、サイトの利便性などを考慮した上でのリジェクトということで、せっかく作ったイラストがNGにならないためにもイラスト素材製作と投稿にあたり気を付けるべきポイントについて書きます。

ワンポーズ素材『adpoint』について

イラストACでの僕の素材群の中で最も素材数の多いのが、指差し素材シリーズ「adpoint」です。adpointは人物素材の中でも需要の高そうな“指差し”のワンポーズに固定した素体をベースに、服装と表情をバリエーション展開させて汎用性を高めたイラスト素材です。

ベースを作ってしまえば、表情のフォーマット展開で素材の量産ができるので、色々作っていたらいつの間にかadpointだけで全ての素材数の半分近くの1000点以上を投稿していました。おそらくDL数もかなりの数になっていると思われる、いまやイラストACでの僕の素材の主軸ともいえるイラスト素材です。

表情違いイラスト素材制作の注意点

今回投稿したスノボ男性素材は、表情バリエーションの「通常」と「怒る」が類似していると判断されたようです。同時に投稿した他のadpointはリジェクトされなかったので、どういう理由でNGなのかを運営にメールで問い合わせしました。以下、返信メールからの引用です。

人物のイラストの場合は ・同じイラストの色違い ・同系列(ポージングの一部・表情の一部が違うだけ)のイラストの色違い ・背景の微細な変更 など、大きく内容が変わらないイラストを大量に投稿されております場合、 「類似した作品」として公開する枚数を制限させていただく場合がございます。

作品の審査は一定の基準に沿って行なっておりますが、通過基準ラインに近い作品の場合などは判断が分かれることもあります。 また類似作品に関しましては、ポーズが同じであったり、パッと見てほぼ同じと判断された場合には類似とさせていただいておりますが、基準ラインに近いものはその都度判断が分かれます。

そう言われてみれば、僕の投稿したイラストもパッと見同じように見えますね。これは指摘されても言い訳ができないのと素材としての使い勝手もよろしくないということで、「怒る」の表情パターンをもう少しわかりやすくすることにしました。

大分わかりやすくなり審査も無事通りました。どうせなら既に投稿した素材も差し替えたいところですが、イラストACでは素材の差し替えは出来ないのでこれから制作するものから入れていきます。

まとめ

イラスト素材はあくまで“素材”なので、ユーザーの使い勝手を考えて制作しなければなりません。人物素材であれば、表情やポーズバリエーションが豊富にあると選択肢も広がりユーザーも選びやすくなります。

しかし、バリエーション展開していく中で、なんとなく似通ったものになってしまったりあまり差異のないものになってしまう場合もあると思うので、同一素材を使ってバリエーション展開する場合には、ちょっと大げさなぐらい変化を付けるようにした方がいいのと色違いのイラストやポージングの一部・表情の一部が違うイラストを投稿する時は3~5作品程度に分けて投稿するとリジェクトされにくいようです。

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