インストルメンタルメタル特集

プロフェッサー目樽ヘヴィメタ

プロフェッサー目樽

ヘヴィーメタルの主役は“ギター”である。というのが私の持論であり、中途半端で存在感のないボーカルならばいない方がマシだとさえ思っています。今回は、私がよく聴いているインストルメンタルバンドの中からいくつかのおすすめをご紹介します。

おすすめボーカルレスメタルバンド特集

Polyphia – Finale

技巧派イケメンインストバンドとして話題のポリフィアですが、確かにこのバンドにボーカルが入る余地は無さそうだし、入るとするならばルックスと実力も相当なレベルでないと辛そうです。ジャズやフュージョン的なサウンドの中にチラッと顔を覗かせるDjentギターがおしゃれで小憎らしいほどイケてるバンドです。

by カエレバ

 

INTERVALS – I’M AWAKE

私の考えるインストメンタルメタルの理想形はまさにこのバンドです。リズムギターとリードーギターを中心にうねるベースと、どっしりとしたドラムの曲構成はまさにヘヴィーメタルです。ボーカルがいない分曲の展開や変調など自在に変化していくプログレッシブなサウンドがとってもクールで気持ちよく、ジョギングや筋トレの時やドライブなんかにもおすすめです。

by カエレバ

 

Animals As Leaders – “CAFO”

超絶技巧派ギタリストTosin Abasiを中心にした3ピースバンドAnimals As Leadersは、恐ろしいほどのテクニックで紡ぎ出される多彩なギターフレーズで、聴くものを飽きさせないサウンドです。こんなにピロピロとギターを自由自在に弾けたら本当に楽しいだろうなぁと羨ましく思います。

by カエレバ

 

The Fine Constant – Inevitable Disconnect

このバンドはアメリカのプログレッシブメタルバンドですが、多弦ギターを高速で弾く紅一点のサラ嬢が美しくカッコイイバンドです。Djentをベースにしたメタルサウンドで力強さの中にも女性らしい柔らかさがあり幻想的なサウンドになっています。

by カエレバ

 

Earthless

アースレスはアメリカのサイケデリック・インストゥルメンタルバンドです。サイケデリック音楽は幻覚剤などを使用した時のイメージ具現化に端を発するもので、音を極端に歪ませたギターや単調なリズム、同じリフの繰り返しによる独特の浮遊感、トランス感が特徴です。ヘヴィメタルの始祖的バンドのブラックサバスもサイケデリックな曲作りをしていました。延々と続くギターソロに纏わりつくようなベースとドラムは、分厚く重いサウンドを構築し聴くものをサイケデリックの世界へと誘う玄人好みのバンドです。

by カエレバ

 

Lightning Bolt – Dead Cowboy @ TAICOCLUB’14

厳密に言えばインストルメンタルではないのですが、ドラムとベースのリズム楽器にギターの代わりとして歪ませたボーカルでバンドの体をなしていると考えれば、これもインストルメンタルではなかろうかということでここでご紹介しました。数年前にこの動画を初めて見たときはものすごいインパクトを受けました。このカオスな雰囲気とトランス感はアフリカの原始音楽にも通じるものがあり、ノイズロックとかパンクとかヘビメタとかジャンルを超越しています。10分もある演奏ですがいつ聴いてもグッときます。

by カエレバ

 

Buckethead – Welcome to Bucketheadland

Bucketheadは、見ての通りバケツと白マスクがトレードマークのギタリストです。メタルのギターテクは一級品なのですが、如何せん人と絡むのがあまり好きじゃないみたいで、常に一人でステージに立って、一言も喋らずに延々とギターを弾き続けるスタイルです。さすがに本人も飽きるのか、唐突にパントマイムをしたりヌンチャクを振り回したり、客にギターを弾かせたりします。活動歴の割にアホみたいに多いアルバム枚数から見ても、この人はバンドよりも単純にギターを弾くのが大好きな人なんだろうなと思います。

by カエレバ

 

まとめ

ボーカルの入らないインストルメンタルはイラストを描いたり筋トレをしたりする時に集中したい場合には最適の音楽です。特にメタルインストはギターリフが全面に出ているので、歪んだギターサウンドを思う存分に楽しみたい方におすすめです。

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