ラッキーボーイ岡大海

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今年のパ・リーグは、もはや因縁対決とも言えるソフトバンクと日本ハムによる優勝争いとなっていますが、嘘みたいな勝率で首位ぶっちぎり状態のソフトバンクと神懸かり的連勝で追い上げる日ハム、その原動力となったのが背番号31番の岡大海選手です。

チーム新記録15連勝の立役者

リーグ優勝の為にはチームの総合力はもちろんですが、ラッキーボーイの存在も必要です。ラッキーボーイは、不思議とチャンスの場面に打順が回ってきたりちょっとしたプレーがチームのピンチを救ったりして勝利の起点となることが多く、おのずとお立ち台に経つことも多くなります。

まさに岡選手は、6月後半に怪我から1軍復帰するやいなやチームは連勝を重ね球団新の15連勝を記録、成績面でもチームの勝利に貢献する活躍をしていました。特に打撃面での活躍が目立っていて、ここまで28試合に出場し、打率3割8分9厘、2本塁打、10打点、7盗塁と連勝の原動力となっていました。

岡復帰のタイミングからソフトバンク猛追へのチームの連勝が始まったこともあって、いつしか岡選手は〝ラッキーボーイ〟と呼ばれるようになりました。

ラッキーボーイの落とし穴

岡選手は怪我に泣かされることが多く、レギュラーとして活躍しては怪我で離脱するということを繰り返してきました。体格もガッチリした感じではないので、一軍定着には肉体の強化がこれからの課題のひとつですね。

ラッキーボーイの登場によってチームは連勝できましたが、ではラッキーボーイがいなくなったらどうなるのでしょうか?

岡選手は8月3日のロッテ戦で走塁の際に右ふとももを痛めて途中交代、診断の結果は肉離れということで約1ヶ月程戦線を離脱することになりました。以降、4日のマリーンズ戦、5日のソフトバンク戦と連敗を喫してしまいました。折しも15連勝によって首位ソフトバンクとのゲーム差を最大11から4まで詰めてきたところだったので連敗によってゲーム差が開いてしまいました。

ラッキーボーイの離脱が連敗の引き金などオカルト的な関連性を言いたくありませんが、少なからずとも岡選手は重要な戦力であったことは確かなので、ラッキーボーイ離脱がチームに心理的なダメージを与えてしまったのかもしれません。これはある意味チームプレーの落とし穴ともいえますが、何にしてもここからゲーム差を引っ繰り返さなければ優勝は無いわけですから、抜けた選手の穴は他の選手が埋めて、また新しいラッキーボーイが出てくるぐらいでなければ宿敵ソフトバンクに打ち勝つことはできません。

まとめ

15連勝中にしきりに実況アナウンサーが岡選手のことをラッキーボーイと呼んで連勝の立役者のように言っていたので、岡選手の離脱を聞いたときにとても不安を感じました。ちょうどソフトバンクとの三連戦が始まる前だったので、選手達にはそんなこと関係ないぐらいの気持ちでぶつかって三タテしてほしかったのですが初戦は敗戦、二戦目は勝ちましたが、ゲーム差を縮める為には何としてでも勝ち越さねばならないわけで、これからリーグ戦も終盤へと向かう中「ソフトバンクが勝ったらハムも勝ち、ソフトバンクが負けてもハムが勝つ」ぐらいの気持ちでいかないと逃げ切り優勝されてしまいます。

そんな思いを胸に、ラッキーボーイが早く戻ってくるように願いを込めて岡選手のイラストを描きました。是非、北海道日本ハムファイターズの歴史的な逆転優勝を見せてください。

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