いろいろ酷いメタルMV特集

プロフェッサー目樽ヘヴィメタ

プロフェッサー目樽

ヘヴィーメタルのMVは、低予算でつくられるのであまり凝ったものは少なく、基本的にアーティストの演奏シーンをメインにしてサブ映像を差し込むといったフォーマットのものが多いようです。

しかし低予算であってもなんとか個性を打ち出したいと思うのがメタルバンドの性でもあります。本日はそんな思いが炸裂してちょっと変な感じになっているメタルMVをご紹介します。

いろいろ酷いメタルMV特集

Wirtshaus Gaudi [EQUILIBRIUM]

ドイツのフォークメタルバンドエクリブリウム (Equilibrium)は、北欧メタルサウンドに牧歌的なテイストをミックスしたデスメタルバンドです。デスメタルといえば、どこか不穏で殺伐とした空気が漂うものですが、フォーク的なストリングスが入るだけでとっても明るくほっこりした印象になります。

このMVはドイツ語歌詞のようで何を歌っているのかよくわかりませんが、とにかくビールを飲めばハッピーになれるよねということはビンビンと伝わってきます。ドイツ人のビール愛を垣間見ることのできる、いつ見ても楽しくなるMVです。

by カエレバ

 

Keine Lust [Rammstein]

ドイツのメタルバンドラムシュタイン(Rammstein)はなかなか変態度の高いMVが多く、その中で私が最も好きなのがこの一本です。

おそらく何かを揶揄しているのではないかと思われますが、ドイツ語なのでよくわかりません。インダストリアルテイストのゴリゴリとしたギターサウンドとドイツ語の硬質で独特な言葉の響きはカッコイイです。ちなみにメンバーの真の姿は全員スリムでマッチョ体型です。

by カエレバ

 

Klonen [Knorkator]

Rammsteinのさらに上を行くドイツの変態メタルバンドKnorkatorは、禿頭の怪人ボーカリストアルフ・エイターの存在感がとにかく半端ないです。シンセサイザーを取り入れたテクノメタルサウンドも思わず体が動いてしまうほどノリノリでかっこいいです。変態度の高いMVの多い中でも特にこの動画の世界観はイッちゃっててよくわかりません。

by カエレバ

 

See You In Shell [iwrestledabearonce]

ドイツの変態バンドに対抗するのはアメリカの変態バンドということで、IWrestledABearOnce(アイレッスルドベアーワンス)です。まあとにかくお下劣、下品、エロ、グロなんでもありのバンドですが、高い演奏テクニックで展開するプログレッシブな曲は聞き応え十分です。しかし、とにかくMVは酷いの一言につきます。

by カエレバ

 

The Revolution [Attack Attack!]

現在は活動休止中のアメリカの若手メタルコアバンドAttack Attack!は、ハードコアメタルとテクノのミクスチャーという独創的なスタイルで話題となりました。このMVは外人から見た日本のおかしな表現をパロっているのかガチでやっているのかはよくわかりませんが、10秒に一つはツッコミどころが出てきますのでツッコミ練習用としてもおすすめです。

by カエレバ

 

Mach Dich Frei[FINSTERFORST]

この企画でかなりのシェアを占めているドイツメタル勢ですが、こちらのバンドは狙ってやっているというよりか本人たちは大真面目にやっている感じがするものの、どこからツッコむべきか迷うポイント満載MVとなっています。野暮なことは言いたくありませんが、どうしても一つだけ言わせていただけるなら、このバンドにアコーディオン必要?ですかね。

by カエレバ

 

Black Supremacy [SAMAEL]

スイスのメタルバンドSAMAELは、派手さはありませんが玄人受けするシンフォニックなサウンドが特長のバンドです。このMVはボーカルのミカエルさんがペンキで黒くなっていくだけのシンプルな内容で、ペンキとスタッフのお弁当代という低予算で作られたであろうことは予想できます。黒い服ばっかり着てて人に“カラス”とバカにされてきた私としましては、なんとなくスルーできないMVです。

by カエレバ

 

メタル経理マン [SEX MACHINEGUNS]

今回の特集の日本代表はセックスマシンガンズです。ギンギンのかっこいいメタルサウンドに笑える歌詞を乗せるというスタイルは、80年代ぐらいのインディーズメタルバンドから始まり、筋肉少女帯あたりでメジャー化したような記憶があります。西洋風に格好つけるよりも、こういうスタイルの方が日本語がメタルに馴染むような気がします。

by カエレバ

 

まとめ

ちょっとした変態MV特集になってしまいましたが、こうして見てみるとドイツメタル勢の独創性と変態度は、他の追随を許さず突出しているのを感じます。メタル大国アメリカとはまた違った味わいがあります。こんな意外な国民性を垣間見ることができるのもヘヴィーメタルというジャンルの面白いところだと思います。また変なMVを見つけましたらご紹介します。

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