涙腺を刺激するメタルMV特集

プロフェッサー目樽 ヘヴィメタ

プロフェッサー目樽

ヘビーメタルのミュージックビデオは、ジャンルの特性でハード・ヘヴィな内容のものが多いのですが中には心を揺り動かし涙腺を刺激するようなMVもあります。本日はそんな泣けるヘビメタMVをまとめました。

泣けるメタルMV特集

Volbeat – Cape Of Our Hero

イントロから泣かせにきている感満載のこのMVは、デンマークのメタルバンドVolbeat(ヴォルビート)の一曲。ロカビリーの軽快さとメタルのハードさを融合させたサウンド、マイケル・ポールセンの艶のあるヴォーカルが特徴でヨーロッパを中心に高い人気を集めているバンドです。父と子の絆がテーマのMVですが、私にも父親と息子がいてどちらの立場もわかるのでいつ観てもウルッとさせられます。

by カエレバ

 

DARK TRANQUILLITY – Forward Momentum

北欧の大自然をバックに繰り広げられる小説の一場面を思わせるようなこのMVは、スウェディッシュデスメタルの重鎮DARK TRANQUILLITY(ダークトランキュリティ)の作品です。切ないメロディと感情を抑えたヴォーカルがとてもドラマチックです。メタル文化も成熟してきたのかこういう落ち着いた大人テイストのデスメタルも出てくるようになりました。

by カエレバ

 

Five Finger Death Punch – Coming Down

Five Finger Death Punch(ファイブフィンガー・デスパンチ)は、アメリカの若者に絶大な人気を誇るバンドです。自殺防止を訴えかけているこの曲では、自殺を選ぶ若者に「あなたが死ねば家族が悲しむ」というメッセージとともに、友人や家族など周りの人達のサポートの重要さも訴えています。

日本でも同じようなキャンペーンはありますが、規制や国民性もあるのか直接的な表現を避けて伝わりにくいものになってしまいがちです。こういうものはきれいにラッピングされた表現じゃない方がダイレクトに伝わるのかもしれませんね。

by カエレバ

 

All That Remains – What If I Was Nothing

「もし、私がいなかったとしたら?」と訴えかけるこの曲は、男女の別れと絆をテーマにした切ないラブソングです。All That Remains(オール・ザット・リメインズ)はアメリカのメタルバンドらしくメッセージ性の強い楽曲を多く作っています。ど派手な人たちの多いメタル界ですが、ヴォーカルのフィリップ・ラボンテをはじめバンドメンバーが醸し出す地味なんだけど良い人達感が気に入っているバンドです。

by カエレバ

 

SENTENCED – No One There

愛や人生を考えさせられるMVをもう一つ。フィンランドのメタルバンドSENTENCED(センテンスト)は現在解散してしまっていますが、文学的な重たく暗いテーマの歌詞と、ヘヴィーでメロディアスな楽曲で高い評価を受けていたバンドです。「そこには誰もいない」というタイトルが何を意味するのかを考えながら見ると色々なことを感じさせられるMVです。

by カエレバ

 

Killswitch Engage – Always

すべての人はいつか必ず死ぬので、家族や友人との別れは避けることができません。死ぬということは「無になる」ことであり、肉体とともにその人の存在自体が日常生活からスッポリと消えてしまいます。今の時代であれば画像や動画などを残すこともできますが、記憶に残るその人との感情のこもった思い出こそ永遠に残るものではないだろうか、ということをテーマとしています。

by カエレバ

 

まとめ

私は年間にかなりの数のメタルMVを見ていますが、感動系のMVは意外に少なくこの特集のMVも一年がかりで集めました。ヘビーメタルというジャンルの特性としてしょうがないのかもしれませんがそういうMVに出会えたときの感動は、砂粒の中に砂金を見つけたときの喜びにも等しいです。これからも泣けるメタルMVの発掘を続けていきます。

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