藤岡弘、は改造人間である。

藤岡弘の似顔絵 似顔絵

藤岡弘の似顔絵

僕は若い頃からなぜか黒い服ばかりを着ていました。若者らしい明るい色の服を買いに行っても、散々悩んだあげく結局は黒い服を買って帰ってきていました。

なぜこんなに〝黒い服〟を着たがるのか自分でもわかりませんでしたが、たぶんヘヴィメタばかり聴いていたのでそのせいだろうと思っていました。

20代の頃にHONDAのNS-1という50ccのバイクに乗って会社に通勤していました。ある日、黒いジーンズにミリタリーカラーの上着、濃緑のヘルメット姿でバイクにまたがる自分を見たときに長年の謎が解けました。

仮面ライダー一号への憧れ

おそらく幼稚園児ぐらいだったと思いますが、日曜日の朝にテレビで仮面ライダーが放送されていました。今も平成ライダーシリーズが放送されている枠かどうかはわかりませんが、とにかく毎週朝から食い入るように見ていたのをおぼえています。あの時代の男の子は皆ハマっていて自分もその一人でした。

その後にはウルトラマンや宇宙戦艦大和やマジンガーゼットや機動戦士ガンダムにもハマっていつの間にか仮面ライダーの記憶は遠くなっていました。

しかし、幼心に持った仮面ライダーへの強い憧れは、まるでトラウマレベルで深層意識にイメージを刻みつけていたようで、成長してからも服装は黒かミリタリーカラー、通勤用バイクはスクーターではなくフルカウルのレーサータイプの50cc、ヘルメットは何故か濃い緑という、赤いマフラーをすればそのまま仮面ライダーみたいな姿に無意識のうちになってしまっていました。三つ子の魂百までもといいますが、まさにそのとおりだと思います。

仮面ライダー一号の配色の妙

子供向けヒーローは日本だけでなく世界各国にいますが、ヒーローのコスチュームは基本的に原色なのに仮面ライダー一号は黒をベースにしたダークカラーで構成されています。これは、仮面ライダーが元々は悪の組織「ショッカー」の改造人間であるという設定によるものでが、強い意志を表す“黒”をベースに、平和を象徴する“緑”、ワンポイントに血のような“赤”いマフラーで犠牲や奉仕を表すという、絶妙な配色バランスです。

回を重ねていくうちコスチュームを新しくするタイミングでカラーリングも明るく洗練されていきますが、やはり僕はこの旧一号のコスチュームが大好きです。僕のパソコンの上には一号ライダーのフィギュアがご本尊のごとくに鎮座しています。

藤岡弘、は今でも本郷猛である

本郷猛は改造人間である。よって藤岡弘、も改造人間なのである。と言いたくなるほど藤岡弘、は今でも本郷猛のイメージのままです。役者さんは特定のイメージがつくことを嫌がるのでご本人はそれをどう思われているのかはわかりませんが、藤岡弘、が仮面ライダー一号の本郷猛を演じたことによって仮面ライダーがいまだに子供たちのヒーローであり続けていられるのではないかと僕は思っています。

藤岡弘、オフィシャルサイト SAMURAI DO
藤岡弘、のオフィシャルWEBサイトです。

まとめ

仮面ライダー一号がかなり大きな影響を自分に与えているということを、大人になってから気づいきましたが、仕事をはじめ自分の創作の根幹に仮面ライダー一号があることは間違いないと思っています。

仮面ライダー一号は、組織を裏切り巨悪に立ち向かう肉弾ヒーローです。銃も武器も使わずパンチとキックのみで戦います。強力な武器やガジェットを使うおしゃれで洗練されたデザインの平成ライダーが今の子供たちにトラウマレベルのインパクトを与えているのかどうかはわかりませんが、仮面ライダー一号は僕にとって永遠のヒーローです。

2016年は仮面ライダー一号の45周年ということで映画化になるそうです。藤岡弘、も出演するということでこのイラストの実写が見られそうです。

403 Forbidden

 

by カエレバ

 

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