クマ出ますけど、何か?

北海道

20150730

現在北海道では地方都市から札幌への人口流入が続いています。そのペースは年を追うごとに加速しており、数年後には名古屋市に続いて人口200万人超の都市となるといわれています。とはいってもその割合は高齢者が多く、地方都市から札幌への人口流入の背景には、地方の病院閉鎖や介護施設不足や、冬の生活のしにくさなど問題は根深いものがあるようです。

クマだって都会がいい?

札幌に流入してくるのは老人だけでなく野生動物もやってきます。僕の住む地域では、キタキツネやエゾシカ、エゾリスなどは頻繁に見かけるし外来種のアライグマも増えています。特にエゾシカは爆発的に自然繁殖しているらしく、昔に比べてよく姿を見かけるようになりました。車に轢かれているエゾシカもよく見かけます。

通勤路で野生の鹿が死んでいる政令都市があるらしい
僕は、現在札幌でサラリーマンをしています。札幌は1...

北海道以外にお住まいの人は北海道ではヒグマが町中を闊歩しているイメージを持っているかもしれませんが、実際には本当に闊歩しています。

とはいっても人が襲われたりしているというわけではありません。僕も40年以上北海道に住んでいますがヒグマをじかに見たことはありません。意外に近くにいるはずなのですが、お互いに距離を取りながら共存している感じです。クマは日本最大の肉食獣であり、人を殺傷させることもできるどう猛なモンスターのイメージがありますが、我々が思う以上に賢く繊細で臆病な生き物なのでしょう。

しかし、目撃情報が出れば周囲の学校は休校になり猟銃を持った猟師が駆除するために出動します。危険だからといってヒグマを根絶やしにする権限は人間にはありません。札幌は約200万人が暮らす大都市であり、ヒグマをはじめとした野生動物も一緒に暮らす都市です。いろいろ問題はあれど、豊かな自然と多くの人間、野生生物が共存する都市というのも札幌の魅力のひとつだと僕は感じています。

なんて記事を書いていたらこんなニュースが

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150730-00010000-doshin-hok

おそるべし北海道。

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