名車再生!クラシックカー・ディーラーズ

名車再生!クラシックカー・ディーラーズ似顔絵ケーブルテレビ

名車再生!クラシックカー・ディーラーズ似顔絵

 

別にテレビ観ないアピールというわけではありませんが、ここ数年テレビをつけても地上波の番組よりもケーブルテレビを観ている割合が圧倒的に多くて、地上波のダメさはあえて言うまでもありませんが、テレビを暇つぶしでなんとなく観ているので内容に対するこだわりはそれほどないのですが視聴後に観てよかったと思えるのは地上波番組よりも圧倒的にケーブルテレビの番組なんです。

スポンサーのある地上波と視聴料で運営されているケーブルテレビとでは番組制作スタンスの違いがあることは分かりますが、これが演出や情報の質の差につながっているとは思えないので、これはやはり制作陣の意識の問題なのではないかと思います。

カーレストア番組のパイオニア

僕はケーブルテレビでは主に「ディスカバリーチャンネル」「ナショナルジオグラフィックチャンネル」「ヒストリーチャンネル」「アニマルプラネット」「つりビジョン」などをよく観ています。その中でもいくつかある好きな番組の中で特に好きなのが、ディスカバリーチャンネル「名車再生!クラシックカー・ディーラーズ(原題:Wheeler Dealers)」です。

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この番組を紹介すると小太りで口達者なマイクがボロボロの車を買ってきてマニアックな大男エドがレストアして売って儲けるという単純な番組です。番組中ほとんどの時間車をいじっているだけの番組で、エンジンの構造説明やレストアのポイント技術的なアドバイスなどをエドが語るのがポイントです。本国イギリスで2003年から放映されている、カーレストア番組のパイオニア的存在です。

マイクの話芸とエドの知見

僕は車に対してそんなに興味もなくタイヤ交換以外の車いじりもしないので、車に関する説明を聞いてもチンプンカンプンですがなぜかこの番組が好きなんです。

車にはさまざまな技術やアイデア、人間の叡智が込められていてそれを解体し、再構築して見違えさせるという工程に面白さを感じるのだと思います。扱う車種は毎回変わり国も年代もメーカーも違う車は〝走る〟という点では同じでも構造はまったく違うのでどのようにレストアするのか、そしてどのように見違えさせるのかが番組の見所で、元はボロボロの車がおしゃれになったり格好良くなったり、ただキレイになっただけだったりと様々にレストアされていく過程を一から見ていくので仕上がった車を見たときには感動すらおぼえます。

しかし、この番組の一番の見所はメインパーソナリティーのエド・チャイナの車に対する知識の深さと、口から生まれたような男マイク・ブルーワーのマシンガントークだと思います。この二人のかけ合いは車に対する深い愛情を感じさせるものがあります。番組は日本語のアテレコなんですがもう本人のイメージにフィットしすぎで他の人では考えられないほどです。

まとめ

車好きでもない僕が観ていても楽しいんだから、本当に車好きの人にはたまらない番組なのではないかと思います。実際の作業と撮影は手間と時間が結構かかっているのではないかと思いますが、過剰な演出も無駄な出演者もなくただ淡々と車をレストアする番組でも、見終わった後に満足感を感じられるのですから、地上波でもこういう、とことんマニアックなフォーマットの番組をもっと観られるようになればいいと思っています。

 

by カエレバ

 

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