粘りのカットマン中島卓也

中島卓也

2016年のプロ野球も終盤に入り、セ・リーグにおいては広島カープの25年ぶりの優勝目前というところでありますが、パ・リーグでは福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムファイターズの首位攻防戦真っ只中です。一度はソフトバンクにマジックが点灯しましたが、現在は日ハムとのゲーム差が0.5でマジックも消えてしまいました。

どうやらこれは最終盤までもつれそうな様相を呈してきましたが、こうなってくると、もう調子がどうとか疲れがどうとか言ってる場合ではなく“やるか、やられるか”というガチンコ勝負になってくるので応援もかなり熱が入ります。

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パワーだけではないプロ野球の面白さ

最近は日本人選手も体格が良くなり外国人選手に負けるとも劣らないパワーヒッターが多くなってきました。しかし、パワーさえあればなんとかなるかといえばそんなに単純でもなく、パワーが無くてもスピードとテクニックを磨くことで、パワーベースボールの世界でも十分活躍ができるということはイチロー選手を見れば明白です。

日ハムの中島卓也選手はまさにそういった系統の選手です。すばやい反応と対応が必要とされる内野での堅実な守備と好走塁、そして何といっても〝粘るバッティング〟で四球をもぎ取るテクニックこそが中島選手の持ち味だと言えます。

たとえヒットを打たなくてもフォアボールを選べれば、ゆったりと一塁へ出ることができますし、ダブルプレーのリスクもありません。更には、球数を投げさせられるということほど相手ピッチャーにとって嫌な事はないわけですから作戦としても理に適っています。パワーだけでないこういう選手も活躍できるというところもプロ野球の面白さだと思います。

本人のインタビューでは本当は前に飛ばして打率を上げたいと思ってはいるようですが、こういう嫌らしいスタイルの選手はもっといてもいいと思います。かなりの集中力とバットコントロールがなければ出来ないことだと思います。いっそのこと中島選手にはこの路線を突き詰めて〝打たないのに敬遠される〟選手になって欲しいものです。

まとめ

ペナントレースも残り20試合を切ってもパ・リーグ優勝の行方は混沌としている状況ですが、とにかくここまで奇跡的な追い上げをしておきながら「やっぱりダメでした」ではかなり後味の悪いシーズンになるので、何が何でも引っ繰り返して優勝してください。お願いします。

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