スター・ウォーズ/フォースの覚醒の感想

カイロレン

先日、家族と映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観てきました。僕以外はスターウォーズを観たことも興味もない状態でしたが、僕世代の男子にとってスターウォーズは、色々な影響を受けた特別な映画の一つなので自分が映画館で観たかったのと子供にも観せたかったこともあって家族も誘って行ってきました。映画の感想をネタバレ無しで書きます。

スポンサーリンク

スターウォーズとは

スターウォーズをまったく観たことのない人にこの映画がどんなものなのかを説明するのは結構大変です。簡単に言えば、広大な銀河系の長きにわたる勢力争いを背景にした群像劇ですが、相関関係なども複雑で登場人物も多いので初めて観る人には敷居が高く感じるかもしれません。

僕も正直、共和国と帝国との戦い部分はよくわかっていないのですが、僕が好きなのはフォースという特別な力を持つ人たちの善と悪に分かれての攻防の歴史です。表面的には星間戦争なのですが、裏にはフォースを持つ人たちの血で血を洗う抗争があり、そこに親子関係や師弟関係、愛や裏切りが絡んでくるという物語です。

フォースは特別な力であり、非常に強力で一人で軍隊とわたりあえるほどのものです。しかし、強力で特別な力を持てばそれを個人の欲望達成のために使いたくなるのは人の常であり、場合によっては多くの人を虐げることになります。フォースを自分の欲望のために使う人達を〝ダークサイド〟フォースの力を公的なことに使う人は〝ライトサイド〟になります。ライトサイドとして生きていくためには私利私欲を滅し、心の平安を保ち続けなければならないので自然と禁欲的生活になのでフォースライトサイドの騎士団『ジェダイ』はどこか修道士会的集団です。

ハリーポッターであれば「魔法」最近読んだ貴志祐介の小説『新世界より』では「呪術」のように特別な力を得た人間同士の善悪の戦いというのは普遍的なテーマであり、〝特別な力〟とは現実でいうところの「財力」や「武力」「知力」の暗喩なのかもしれません。

憎めない敵キャラ〝カイロ・レン〟

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」で今回気になったキャラは、敵キャラの『カイロ・レン』です。彼は、ハン・ソロとレイア姫の子供であり、将来を嘱望されたジェダイでありながらダークサイド側へと転落してしまいました。何が彼をそうさせたのかはこれから明らかになっていくのではないかと思いますが、祖父である暗黒卿ダース・ベイダーを信奉しておりベイダーが生命維持装置として被っていたマスクに似せたものを健康体なのに被ったりライトセーバーを十字架風にしてみたり親に反抗してみたりと厨二病まっしぐらです。

親の期待を裏切り非行街道まっしぐらの息子に対して「私たち夫婦の不仲のせいで」「仕事ばかりで俺がちゃんと向き合わなかったから」と嘆く両親の姿を見て身につまされたりしながら、昔スターウォーズを観たときは、息子からみた親子関係のストーリーだったのにいつの間にか親から見た息子との関係目線になっていることに気付きました。

ひょろりと背が高く痩せていてちょっと猫背気味で素直じゃないカイロ・レンに何となく自分の息子のイメージを投影させながら、この頼りない敵役がこの先どんな大物に成長するのかをあたたかく見守っていきたいと思います。

まとめ

スターウォーズ新エピソード全三部作の一作目のこの映画は、昔懐かしいキャラクターが一堂に会し新たなキャラクターを加えてスタートしました。話も複雑ではないのでここから見始めてもすんなり世界に入り込め、興味があれば過去作にさかのぼって観てみればさらに楽しめるはずです。まったくスターウォーズに興味のなかった僕の家族も楽しめたようです。

 

by カエレバ

 

コメント