ゴールデンウイークに夕張の志幌加別川で川釣りをしました。この川での釣りは昨年の夏以来、雪解け間もない5月に来るのは初めてなので、川がどのような状態か分からず不安でしたが山女魚解禁の6月へむけての肩慣らしのつもりでニジマス釣りへと出発しました。
天気は快晴、気温は夏日、川の状態は…
今年のGWは快晴続きでした。北海道内でも夏日を記録した所も多く桜の開花して絶好のお花見日よりでした。
期待に胸を膨らませて家から出発し道中夕張川の本流をチェックすると、雪代特有の濁り状態で一抹の不安を抱きつつも、今回の釣りポイントは志幌加別川の上流域で釣るつもりだったのでもう少し透明度があるのでは、と淡い期待を抱きながらポイントへ。
…まあ、やっぱりそうですよね。
雪解け水が川に流れ込むこの時期はどこもこんな感じです。気を取り直して釣りの準備に取り掛かりました。
かなりきつい濁りに加えて水温も低く全く釣れないことを覚悟しつつ釣りを開始するも、釣れる気配のないまま30分ほど経過、何の気なしに餌を投入した流れの緩やかなポイントにて
小さなヤマメ?が釣れました。
取り敢えず今年一発目の渓流魚がヤマメだったのは嬉しいところですが解禁日前なのでリリース。この川には何回か通っていますがヤマメを釣ったのは初めてだったのでちょっとビックリです。
こんなコンデションでも魚が釣れることがわかってテンションもあがり同じポイントで粘っていると、突然強い引きがありかなり大きなサイズのニジマスがかかった様子。
テグスは1.5号なので30センチぐらいなら引き抜けるので力任せに持ち上げてみると、水面に出てきた魚は見事なレインボーカラーの40センチはあろうかというサイズのニジマスでした。
これは引き抜くことは無理と判断して何とか岸に寄せることを試みるも魚は流れに乗って下流へ、一気に重さが増して痛恨のラインブレーク。ランディングネットもなかったので、どうやっても上げられないだろうとは思いつつも、やりきれない気持ちで同じポイントで粘っていると
待望のニジマスゲット!この川でのニジマスのアベレージサイズは25〜30センチといったところですがとにかく肉付きがよく厚みもあるので結構な重量感があります。
地元の人の話では数十年前に上流部に釣り堀があり、そこからニジマスが逃げ出して野生化したのではないかとのことですが、立派に発達した尾びれや渓流魚らしい精悍な顔つきとフォルム、美しい模様を見れば、世代を重ねていく中で野生らしさが鍛えられてきたことがよくわかります。
川釣りの仕掛けとポイント
渓流釣りにはいくつかのスタイルがありますが、僕は基本的に餌釣りです。父親がテンカラ釣りをするので何回か挑戦したことはあるのですが、目が悪いので当たりが取れず断念しました。渓流での餌釣りは、毛鉤やルアーに比べて比較的簡単に釣れるので初心者の方やお子さんにもおすすめです。餌は生きた虫を使うので、虫が苦手な方にはちょっと敷居が高いかもしれません。
渓流で魚が釣れるポイントは、岩や護岸などでちょっと流れが緩やかになったところ、魚が餌を捕食しやすい場所で釣れます。とはいえ渓流は流れも早く水の中の様子も分かりづらいので色々な川筋に餌を投入して探ってみるしかありません。
今回の釣りでは雪解け水で水量も増して流れも早く濁りもきつかったので、できるだけ流れのゆっくりしたところに餌を投入するようにしました。渓流魚は水中ではかなり目も良く匂いにも敏感なので、水が多少濁っていても食いつくようです。
今回特によく釣れたポイントが、ちょっとした段差で小さな滝になったところの落ち込みです。夏もよく釣れたポイントなのですが白い泡の下に餌が入るようにして流していくと、ちょうど泡の切れ目付近で魚が食いついてきました。
どのポイントでもそうですが、ニジマスは底の方に貼り付くように泳いでいるので餌を流すときは底に沈めるようにしたらいいようです。
まとめ
今回は釣ったニジマスを持ち帰って食べようと思っていたのですが、クーラーボックスやビニール袋などを持っていくのを忘れていたため断念してすべてリリースしてきました。次回には志幌加別川のニジマスを持ち帰って食べてみようと思います。
釣りに行った日は道内各地で25℃を超える夏日を記録した日でとても暖かく最高の釣日和でした。川は濁ってはいましたが魚の活性は高くよく釣れたのでとても楽しい時間を過ごせました。岸から釣れるほどの川幅で比較的簡単にニジマスが釣れるので、小さなお子さんを連れていくのもいいのではないかと思います。僕の息子(高校生)も楽しそうに釣りをしていました。
それにしても、40センチオーバーは残念だったなぁ。
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