札幌市南区の名峰 秋の藻岩山に登る[前編]

北海道

札幌市内にある藻岩山は、南区で生まれ育った僕にとってはどこにいても常に視界に入ってくるほど身近な山です。その麓に50年近くも住んでいながら、自分の足で藻岩山に登ったことが無かったので秋の紅葉の時期に登山することにしました。

秋の藻岩山に登る

藻岩山の標高は531m、何本かある登山ルートはいずれも2〜3kmほどで1時間もあれば登ることができます。今回は慈啓会病院からの登山道から入山して市民スキー場入口ルートで下ることにしました。

一応散歩企画なので、車や自転車も使わず自宅から藻岩山まで歩いて行きます。ちょっと肌寒いけど天気は快晴、小春日和の爽やかな午前中に出発です。イヤフォンから流れるデンマークのメタルバンドVOLBEATのロカビリーをベースにした軽快なサウンドが気分を盛り上げてくれます。

散歩とはいえ山登りなので動きやすい服装と、寒さ対策として予備の上着とポットにホットコーヒーも入れてきました。途中でコンビニで朝食を買って町中散歩開始です。

町中を歩くには若干重装備な登山仕様ファッション

 

目指すはあそこ

 

豊平川の河川敷で朝食。サケはまだ遡上してきていない様子

 

藻岩山は近くで見ると意外に存在感があります。

 

環状通から藻岩山麓通に入り、慈啓会病院の看板を目印にして登山道に入ります。

家を出てから徒歩約1時間で藻岩山登山道に到着しました。駐車場には車も多く、これから登山する人たちがたくさんいました。歩いて体もちょうどいい具合にウォーミングアップできたので登山開始です。

登山道入り口

 

山は危険がいっぱいです。

 

とはいえ、子供からお年寄り、犬も登っていました。

ひたすら登り続けていくだけですが、登山開始から10分ぐらいからちょっとキツくなってきました。登山に慣れていないのもありますが、よく考えてみたら延々と登り続けなければならない坂って日常生活には無いわけで、登山では普段使わない筋肉を使っている感覚がありました。

鬱蒼とした原始林

 

ひたすら登っていきます。

 

行く手を阻む障害物を超えて

 

振り返ると眼下に札幌の街並が広がっていました。

 

更に登り続け

 

意外な日本初がありました。

 

途中でテレビの取材スタッフに遭遇。重い機材を担いで登山は大変そうです。

 

岩のゴロゴロしている難所を超えると

 

やっと頂上が見えてきました。

まとめ

登山開始からちょうど一時間ぐらいで山頂に着きました。長すぎず短すぎず、それほど起伏も激しくないので小学生ぐらいの子供でも登れる程よい感じの登山ルートでした。

山ではすれ違う人たちが簡単な挨拶を交わすのがマナーのようで、僕は最初の内はイヤフォンをしていて気付かなかったのですが途中からイヤフォンを外して挨拶をしながら登りました。疲れて苦しい時はどうしても他人を気遣う余裕がなくなってしまいがちですが、ちょっと挨拶を交わして自分以外にも人がいるということを認識することで苦しさが紛れる感じがしました。

後編では、山頂からの札幌の街や下山ルートでの意外な落とし穴について書いてみたいと思います。

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