子供の頃に見て影響を受けたけど、なかなか上手に描けなかったイラストを中年になった僕が全力で描いてみる企画、ザ・リベンジ第二弾です。ちなみに前回はダンバインを描きました。
士郎正宗氏によるSF漫画『ブラックマジック』
僕と士郎正宗氏の漫画との出会いは、高校生ぐらいだったと思います。当時は、まだ漫画にビニールが被せられていない本屋が多く、店員さんの視線を気にしながらも漫画の立ち読みができたのでお金のない僕は、一日中書店巡回して漫画を立ち読みしまくっていました。
そんなある日、なにやら格好いい表紙の漫画を見つけます。
表紙からして僕の好きなテイストです。これが士郎正宗漫画との出会いでした。それから「攻殻機動隊」や「ドミニオン」「ORION」など他に描かれた漫画も読みました。その中の一冊が「ブラックマジック」です。
ブラックマジックは、大きなストーリーを短編形式で語っていくスタイルの漫画でその中の一つ「BOOBY TRAP」という章に出てくる軍事ロボットが今回描いた“M66”です。
印象深い女型殺人ロボット
ブラックマジックは士郎正宗氏自身が監督となってアニメ化されたので、僕はそちらの印象が強くブラックマジックといえば、アートワークになっていたM66というイメージでした。無表情で襲ってくる女型の軍事ロボットという設定もなかなかのインパクトで、ちょうどターミネーターが公開された時期も近いのでその辺の影響もあったのかどうかは分かりませんが、最強の女型殺人マシーンという設定の先駆け的存在であることは間違いないと思います。
今回イラストを描くにあたっていろいろ資料を調べ動画なども見直しましたが、30年も前の作品とは思えないほどよくできています。ロボットデザインもシンプルそうで意外に複雑な面や緻密なパーツ群で構成されていてなかなかの難易度でした。なんとか描ききることができましたので一応リベンジ完了ということにします。
まとめ
士郎正宗氏の漫画には数多くのロボットやアンドロイドが出てきます。どれも印象深く格好良いものばかりで学生時代にはかなり影響を受けて描きました。取りあえず今回はM66を描ききることはできましたが、まだまだ士郎作品には描いてみたいキャラクターがたくさんありますので、またチャレンジしようと思います。
ブラックマジック―士郎正宗初期作品集
士郎 正宗 青心社 1985-12
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