世界ヘビーメタル選手権(後編)

プロフェッサー目樽ヘヴィメタ

プロフェッサー目樽

一応この企画はオリンピックに絡めたものでしたが、気づけばオリンピックもパラリンピックも終わっていました。いつの間にか北海道も秋風の吹く季節になりちょっと寒い季節となりましたが、ヘビーメタルは熱いですよ。

先日にはBABYMETALの東京ドーム公演も行われ、私の敬愛するバスプロ菊元先生も大興奮されておりました。

BABYMETAL東京ドーム11万人の熱狂。
2日間にわたるBABYMETAL東京ドーム公演が終わりました。 全国各地、世界中から11万人が集結しました。 両日チケットゲット出来たことに感謝。 歴史の目撃者になることが出来ました。   2日間完全燃焼。 初…

どんな形であれメタル界隈が賑わうのはうれしいことです。ガンダムファイト的に世界各国代表のヘビーメタルバンドを紹介するこの企画ですが、前回エントリーに引き続きまして今回は、後編10組をご紹介いたします。尚、ここで選ばれている各国代表バンドの選考基準は、あくまで私の独断と偏見で選んでおりますのでご了承ください。

世界のヘビーメタルバンドのご紹介

⑪Rammstein – Mann Gegen Mann [ドイツ]

germanいきなり全裸w、ドイツの変態ヘビーメタルバンドラムシュタインは、インダストリアル系のサウンドをベースに母国語にこだわった楽曲で活動しています。工業機械のようなリズムとドイツ語の独特な響きは英語に慣れてしまった耳にはとても新鮮に聞こえます。PVも毎回かなり作りこんできているので一日中見てても飽きません。

⑫SAMAEL – Luxferre [スイス]

 

スイス代表のサマエルは、こちらもインダストリアルメタルサウンドにデスヴォイスともミクスチャーともつかない独特のヴォーカルが絡むバンドです。派手さはありませんが、硬派で堅実な雰囲気はなんとなくスイスっぽいイメージというか、一見同じ様に聞こえるヘビーメタルも国民性みたいなものが反映されるものなのかなと感じます。私の好きなバンドのひとつです。

⑬CARCASS – The Granulating Dark Satanic Mills [イギリス]

リヴァプールの残虐王と呼ばれるカーカスは、ブリティッシュメタルの古参的存在として、アメリカのメタリカやスレイヤーなど、様々な盟友と切磋琢磨しながら、時代時代で微妙にスタイルを変化させながらメタル界を牽引してきたバンドです。最近の傾向から見て、悪く言ってしまえば古臭いスタイルのメタルですが、私の思うメタルのカッコよさを持ち続けている原点にあるバンドです。

⑭Gojira – Explosia [フランス]

私の勉強不足かもしれませんが、文化的先進国であるフランスのメタルバンドを全く思いつかなくて、日本の怪獣映画からバンド名を拝借したこのバンド自体は前から知っていましたが、今回調べてこのバンドがフランス出身だったことを初めて知りました。もっと色々な面白いメタルバンドがいそうなんですけどねぇフランスには。

⑮Within Temptation – Faster [オランダ]

何故かオランダのメタルバンドには女性ヴォーカルが多く、シンフォニックメタルが主流なのも国民性によるものなのかとも思います。ウイズイン・テンプテーションは、ドラマチックなギターサウンドにシャロン嬢の美しい歌声が絡みあう荘厳な世界観が特長です。同じく女性ヴォーカルを擁するスェーデンのアーチエネミーとは対局に位置するバンドです。

⑯AC/DC – Thunderstruck [オーストラリア]

このバンドはオーストラリアが生んだ世界的にも有名なレジェンドロックバンドなので多くは語りませんが、AC/DCを聴くとヘビーメタルの源流はロックンロールであり、強烈なギターサウンドが人々の心を揺り動かし熱狂させるものであるということを改めて認識させられます。今年で結成43年でメンバーも結構いい年齢ですが、いまだにパワフルに活動をしているところも脱帽です。

⑰Acrassicauda – “Garden of Stones” [イラク]

今回の企画をするにあたりいくつか有名どころをピックアップしてみると、結局はアメリカと欧州が中心になってしまうので、なんとか中東のメタルバンドはないものかと探してみたところ、このバンドを見つけました。アメリカンメタルっぽいサウンドの中にも中東風のアレンジがされているあたりがいいですね。

⑱SHREDHEAD – Devil’s Race [イスラエル]

こちらも中東勢ということで探して見つけました。アメリカのバンドと紹介されても違和感ないぐらいのモダンアメリカンメタルの影響を受けていますが、メタル後進国でありながら妙に完成度の高いのがイスラエルらしい感じがします。

⑲Strident – Broforce Theme Song [南アフリカ]

なんとかアフリカ勢のメタルバンドをということでやっと探し当てたのがこのバンドですが、アフリカなんだから黒人がギンギンにメタルしているのを期待していたんですけど、やけに完成度の高いパワーメタルがコレジャナイ感を若干感じさせますが、彼らもれっきとした南アフリカ人ですので良しとしましょう。

⑳Slipknot – 2016 North American Tour Wrap Up [アメリカ]

メタル大国アメリカの代表をどのバンドにすべきかかなり迷いましたが、今年はKNOTFEST2016で11月5日と6日に来日予定のスリップノットを選びました。説明不要の覆面メタルバンドでそのインパクトからメタル好きではなくても知っている方も多いのではないかと思いますが、数多くのメタルバンドがしのぎを削るメタル先進国アメリカのトップランナーであることは間違いありません。

KNOTFEST JAPAN 2023 -ノットフェス・ジャパン-
「ノットフェス」再上陸決定!2023年4月1日(土)2日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール

まとめ

前後編にわたって世界のメタルバンドをご紹介しましたが、まだまだ世界には数多くのメタルバンドがいますし、今回選んだ各国代表以外にも面白いバンドがたくさんいます。私も普段聴かないメタルバンドの曲を聴くことができ、新たな発見も多くありましたので、またなにかの機会にやってみたいと思います。

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